シン・ファイヤー/稲垣えみこ、大原扁理
転職したタイミングで読んだので、とても腹落ちした。
【マイルールを持つこと】
〇大原
日本人がひとつの大きな規範に従うとしたら、外国人は規範を何重にも持っているんだな、という感じがした。国が決めたルールはひとつあるけれど、私の価値観ではこうだから、と。
〇稲垣
ルールって集団によって、時代によって、状況によって変わるわけで、特にこれほど不安定で明日はどうなるかわからない時代になると、少なくとも社会のルールとは別に「マイルール」を持っていることはすごく大事だし、それが人とつながる一番のポイントかもしれないなと思いました。
【お金の使い方 宝くじをみんなに配る】
〇稲垣
お金って使い方が案外難しい。お金を活かす使い方って。
「余っている人になるのか、足りない人になるのか」が重要
〇大原
「宝くじを買ってみんなに配る」
200円で喜んでくれるんですよ?自分は他人を喜ばすことができるって嬉しいじゃないですか。
【ピアノを弾く、音楽をやる】
〇稲垣
毎日やることが決まっていると、ただ時間どおりにやるべきことをやればいいので迷いも後悔もない。
お金も時間も手に入れた。
で、その時間を何に使っているかというと、ことごとくピアノに使っている。
まあ世の中で一番生産性のないことに使っているわけです。これって考えたらホント最高だなと。
だから、ピアノをやると、人の一生の捉え方が変わるというか。こうやったら評価されるとか、お金が儲かるとか、そういうことだけを考えていたのが、もっと広い時間軸で考えざるを得ない。
現代人って本当に骨の髄まで成果主義。「そんな何の得にもならないことに、なんでエネルギーを傾けてんの?」って感覚、今、みんな、すごいあると思うんです。
自分が生きるとか死ぬとか、自分が評価されるとか、っていうことに、だんだんこだわらなくなりました。
〇大原
いわゆる損得とか世間様の評価とは関係なく、自分で音楽をやるって、それがいくら下手だろうが、それそのものが宇宙とつながるというか、時空を超えたエネルギーみたいなものとつながる営みじゃないですか。
【家事ができる、という財産】
〇大原
稲垣さんの場合は、「みんなで生きていく」ことに主軸が置かれている
今・ココ・自分だけがハッピーでいることには興味がない。他人も一緒に生きているんだよ!という感じがする
過剰な節約生活の人は、自分の力を信じていないんだと思う。経験上、自分を信じることが出来ると、社会も信じられるようになる。
〇稲垣
私、家事が出来るってことが、1億円の投資資金よりずっと大きな資産だと思っていて。だって、家事って「メイキング・自分の幸せ」ってことじゃないですか。自分を信じるって、かみ砕いて言えば結局そういうことだと思うんです。お金に頼らず、自分で工夫して出来ることを増やす。
〇大原
セルフラブとか、セルフケアとかって、真のFIREに至るために実はとても大事なエッセンスだと思う。
家事こそが自分で自分を愛することの始まりだと。
僕はお金がなくても、自分で自分の生活を整えて、美しく生きられているなら大丈夫、と思える。
【ポートフォリオの見直し 他人とつながる】
〇大原
20代の頃は自力で何でも出来た。だから他人をまったく必要としていなかった。
「自力って減っていく資産だな」
若いっていうのは「自力」の富裕層、若いうちはそれに気づけない。
稲垣さんのように、「他人とつながることを覚えなければ」って思いました。
自力にベットしすぎていた自分の幸せを、どんどん他人に分け与えていって、私も他人から少しずつ受け取って、とうことを始めなければいけない段階に今、来ています。
お金以外も含めた資産は年齢とともにポートフォリオを見直さなきゃいけない。リバランスの時期にきている。今まで自力に頼りすぎていた。
傲慢と善良/辻村深月
朝井リョウさんの解説にある下記表現がこの小説を端的に表している。
『何か・誰かを選ぶとき、私たちの身に起きていることを極限まで解像度を高めて描写することを主題としている』
結婚相談所の小野里さんの言葉が胸を抉る。
・一人一人が自分の価値観に重きを置きすぎていて、皆さん傲慢です
・ピンとこない、の正体は、その人が、自分につけている値段です
・その人が、無意識に自分はいくら、何点とつけた点数に見合う相手が来なければ、人は「ピンとこない」と言います。私の価値はこんなに低くない。もっと高い相手でなければ、私の値段とは釣り合わない。
・ささやかな幸せを望むだけ、と言いながら、皆さん、ご自分につけていらっしゃる値段は相当お高いですよ。ピンとくる、こないの感覚は、相手を鏡のようにして見る、皆さんご自身の自己評価額なんです
マックの無料Wi-Fiただ乗りに感じること
仕事の本を読んだり、息抜きの読書のため、よく1人でマックに行く
アップルパイやマックフルーリー、コーヒーを楽しみながらホッと一息つく時間が心地よい
安価で居心地の良い空間を提供してくれる数少ない場所である
周りを見渡して気づいたことが。
何も注文しないで席に陣取り、スマホで動画を見たり、スマホゲームをしている人たちがいる。
小学生がswitchをやっていたり、中高生が車座になってスマホのオンラインゲームをやっているのもどうかと思うが、中にはいい歳したおじさんもいる。
隣に座った50~60代くらいのおじさんが、机にPCを拡げて何かしら作業をしている。特に何も注文していない。※もしかしたら食べ終わって片付けて作業している可能性もあるが。。
店員が近くに来るたびに、なんだかビクビクしている、、すごくみっともない
動画?、映画か何かをダウンロードしていたようで、30~40分くらいすると「よしっ」と言ってそのまま帰って行った。
当の本人は、『得した』、『合理的に行動した』と思っているのかもしれない。
わずかなギガの節約と同時に、人間としての大事な尊厳、他者への敬意、大事な何かを失っている。
あんな大人にはならない。反面教師にしなければ。
限られたパイを奪い合う、自分だけが得をしたい、そんな世界観で生きているのだろう。
ちなみに、その日のマックは冷房の効きが悪く、暑くて居心地が悪かった。
そんな人たちがいるからだろうか。
202407 熊野古道、大阪旅行
長男(中3)と2人で男2人旅
どうしても登山に行きたくて、富士山、屋久島、熊野古道の3択から長男が選択
〇熊野古道1 滝尻から高原 2時間半くらい
傾斜がかなりキツい、まさに山登り
夏場でかなり暑いため、塩分チャージ飴、スポーツドリンクが身体に染み渡る
高原(たかはら)は棚田の景色が絶景!
棚田に水車があり、霧がかかる、まさに高原の雰囲気が心に落ち着きを与える。
休憩所で飲んだ、アイスコーヒー、梅ドリンクが最高に美味い。
よもぎの草餅、さつま芋もち、素朴で美味しかった。
麓のバス停まで下り、先ほどまでいた休憩所を見上げると、かなりの高台、霧の中、仙人でも住んでいそうな雰囲気。鬼滅の刃の鍛治の里みたい。人里離れた隠れ里。
〇熊野古道2 発心門王子から熊野本宮 2時間くらい
ゆるやかな下りが続く
ときおり集落の中も通るので、迷う心配もないし、初心者向き
苔むした石畳の道もあるし、古道の雰囲気は味わえるが、景色の良い場所などはあまりなく、登山感は味わえない。
〇大阪
夏の大阪はとにかく暑い。少し歩くだけで、気力体力が奪われる。夏の旅行は街歩きはしんどいかも。
どこに行っても外国人観光客しかいない。大阪城、黒門市場は日本人を探す方が困難
新世界の串カツ、たこ焼き、天王寺でお好み焼き、朝からうどん、きやすのみたらしだんご、モーニングのたまご焼きサンド、食べまくった。
通天閣のスライダーでは、スタッフは英語で話しかけるのがデフォルト、外国人ばかりなのだろう。
〇小話1 大阪モーニング
大阪名物モーニングを食べるため喫茶店に入ろうとすると、後ろから自転車おばちゃんがやってきて、大声で店員に叫ぶ。『せき取っといてな!』
残り1席しかない禁煙席を後から来て横取り・・・。店員さんも気まずそう。
帰り際に店員さんが「すいません、申し訳ないです」とコメント
〇小話2 紀伊田辺駅居酒屋のマジシャンおじさん
紀伊田辺駅周辺の地元の小さな居酒屋に入る。店主不在のなか、常連らしきおじさんが迎えてくれる。カウンター席のみの小さな店。店主は寡黙だが、この常連おじさんはかなりのおしゃべり。
一通りおしゃべりした後、おもむろにマジックを披露する。
・指で挟んだタバコを別の指に持ち替える。
・長男の手に握られた1円玉が、おじさんの念力によって曲がった!記念の1円玉
・カードを入れ替える テレポーテーション
・新札の話になり、おじさんの名前が判明、栄一。渋沢と同じとのこと。
医学問答 /仲野徹 若林理砂
東洋医学 実証的なものと思想的なものが渾然一体
西洋医学と東洋医学を双方に取り入れる
東洋医学で何でも治せるはウソ
症状が緩和することはある
緩和ケアとしての鍼
現代は理屈とエビデンスが王道
ファジーなことを受け入れる能力が下がっている
すべてのことが明らかになるなんてあり得ない、謎は謎でよい
鍼灸は効く、なんで効くのかわかんないけど くらいのスタンスで良い。
〇読後の自分なりの解釈
東洋医学の強い分野は未病、そもそも病気に罹らないよう体調を整える、原因不明な体調不良などに対して心身のバランスを整えることで対処する、緩和ケアなど症状を和らげる、など。
感染症や外科疾患には対応できない、ガンなど難病を劇的に治せるわけではない。
定期循環憂鬱
やる気がおきない。
なんだか元気がない。
だったら遊べばいいのに、それもなんだか億劫で。
映画館に行くことすらめんどくさくて、そもそも見たい作品が見当たらない。
定期的にやってくる循環憂鬱。
なんだろね、これ。
みんなあるよね。
自分なりに分かってきたのが、単純に仕事の依頼が少ないとき、比較的ヒマなとき、楽しみにしていた旅行、ライブ、飲み会の直後などに起こる気がする。
人間ヒマだから悩むとはよく言ったもので、サラリーマン時代はその波は小さかったような気がする。
仕事や家事など、やるべきことがたくさんあるときは忙殺されるからだろう。
贅沢病ですな。
・・・もう一つ思い当たる原因があった。
パートナーとの夜の営みがない、いわゆるレスの時にも起こっている。。
結局のところ、「孤独感」みたいなものが募るとうつ状態になるのかなあ。